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2023年12月完成!
2023年10月7日。EGのラーガンダムとビルドストライク エクシードギャラクシーが発売しました。
両方とも店頭に並んでいたので一応手に取りましたが、ビルドストライクはちょっと悩むなぁと思いつつ保留。
翌日もう1度店頭へ行くと、ビルドストライクだけ無くなっていました。。
という訳で、店頭にけっこう山積みになっていた「ラーガンダム」を作ってみる事にしました。
初代ガンダムがベースなので古臭く感じるのか、肩や腰の「ラーのしるし(適当)」がダサいのか。
あまり評判は良くないみたいですね。
けっこうネット記事やYouTubeとか見ると、「簡単ディティールアップ」とか「初心者用」とかで
なんかバカにされている感があるので(個人の感想ですw)
よし、じゃあ自分はちゃんとカッコ良くなるようにつくってやるぞ!と思い購入です。
結果的にラーガンダム要素ほとんど無くなっちゃいましたが…
はい、ではまずは恒例のネタバレ(比較)画像から。
使用前・使用後、みたいな。それでは、EG(と言っていいのか…)ラーガンダム、作っていく!
ラーガンダムって、ネットで調べると「炎上」とか「ダサい」とか…けっこうな言われ方。
EGガンダムがベースみたいですが、2020年発売のキット…EG1作目とあってシンプルですね。
EGストライクが良かったので期待していましたが、各所アーマーの薄さや手足がシンプルすぎて少し残念です。
ただ、可動やプロポーションはさすがですね。別に言われているほど悪くない気がします。
まぁ、薄っすらと古めかしい感じがするのは確かなので、これをどう弄っていくか。。
個人的に気になるポイントを挙げてみます。
● 頭が縦長ですごい違和感がある
● 胴体の横幅が広い(今風じゃない)
●スネ部分のアーマー下端が空洞になってなくて、足首部のおもちゃ感が強い。
意外にこれだけでした。ではどうすればいいのか。
たまたま積みがあったので、組んでみました。
こうやって比べてみると、EGは太ましいですね。胴体の幅の違いが顕著です。
とは言えHGUCがいいか…というとコレはコレで足長すぎるとか、どちらも一長一短です。
単純にHGUCガンダムにラー(肩・フロントアーマーのパーツ)つければいいか、とか思ってたんですが、そんなに甘くないようです。
関節構造が違うので、そのまま移植は難しい。
ちなみに、HGUCにラーガンダムの頭つけたらもの凄い違和感でした。
色々考えた挙句、まずはミキシングしてなんとなく方向性を決めることにします。
ただし基本的には気になったポイントの改善が目的で、あくまで「ラーガンダム」になるように。
基本スタイルはAGE1+HGUCガンダムのミキシングで行くことにします。
頭部は劇中のものが何をベースにしているか分からないのですが、ストライクが近い気がしました。
ラーガンダムとHGUCガンダムではフロントアーマー軸が違っていて、そのまま接続はできません。
ラーガンダム側が極太軸となっているので、軸ごと切り離し。
HGUCガンダムのフロントアーマー軸をそのままラーガンダム側へ移植します。
フンドシ部分はラーガンダムのほうが小さい感じですね。切り離して取り付ければ、バランスもいい感じがします。
ほら、おかしくないでしょ?簡単簡単。
アーマーの軸は真鍮線を通して瞬間接着剤で接着しています。
AGE1とガンダムは、腰部が同規格のボールジョイントなので、ここまではスムーズです。
肩アーマーは無理やり軸に乗せている感じですが、このままではうまくハマりませんでした。
AGE1側の肩アーマー軸部分を少し削りこんでやる事で、上手くハマるようになります。
ただし、このままだとポロリしちゃうので、肩アーマー側を軸に通す形に加工します。
まあ、これでポロリしなくなるので十分じゃないでしょうか。
リング状のパーツを挟もうかと思いましたが、肩幅のイメージが変わっちゃうのでアーマー側の下にフタをした感じです。
遊びがある場合は、軸や穴を瞬間接着材で微調整します。
今回は【お手軽改造】といいつつ、切り刻む作業が多いのでちょっと面倒です。
ラーガンダム脚部改造といいつつ、触るのはHGUCガンダムです。
膝・スネパーツの膝部分を切り落とします。スネ部分は上端が足りなくなるので、ラーの膝とのバランスを見ながら延長します。
この段階で試しにラーの膝パーツを付けてみましたが、サイズ感は大丈夫そうです。
若干スキマがあくので、膝アーマーの下部を延長するなどして少し調整します。
このまま接着してもいい気がしましたが、塗装や後で手直ししたくなる可能性を考慮して膝アーマーは着脱式にします。
ネオジム磁石を脚部膝位置に接着、膝側の磁石をつけた状態で膝にエポパテ盛ってギュって感じです。
ネオジムって位置合わせるのけっこう難しい気がするんですよね。。
ついでに、スリムな体系にデカいスリッパがちょっと違和感があったので子供が作ったストフリのパーツをこっそり拝借します。
おお、いいんじゃないですかね!
ここまで来たら、とことんやってやりましょうw
その前に、今回のラーガンダムで使った必須のツールをご紹介します。この先はコレが無いと厳しいかも。
今回のように、大胆に切断作業をする場合には、ハイパーカットソー0.1 がお勧めです。
プラモ用ノコはいくつか使っていましたが、コレに出会ってからは一択です。
鋸の厚さがわずか0.1ミリの超極薄刃! 思った通りのラインで切れるのでミスが格段に減ります。
切れ味も抜群で、エッチングソーで10分くらい掛けて切断してたものが5秒で切れますw
ちょっと高いなぁ…と思いましたが、未経験の方は騙されたと思って使ってみてください。
と、いう訳で。
やっぱり少し脚長すぎるかなー、と気になったので太腿中央で切断して、切断面を0.5~1mmくらい削ってやります。
気持ち短縮して接着するとこんな感じです。切り口が綺麗なので、割と綺麗につながります。
まぁ、これは正直自己満足かもしれないです。やらなくてもいいかも。。
この辺から、あまり乗り気じゃなかったラーガンダムもだいぶ楽しくなってきましたw
次は大胆にHGUCガンダムのコクピットブロックを切り離してやります。
合わせて、AGE1側は胸のAマークの部分をばっさりカットです。もう後先考えずカット。
腹部の青パーツのところまでカットして、ガンダムのパーツが嵌るよう調整します。
完成形が見えていない状態でノコ入れるのは怖いですねw
さて、ドキドキしながら2つのパーツをドッキングです!
…悪くはない気がします。ガンダムっぽく見えるのでは。
さらに微調整。
上端を削って少し角度をつけてやりました。下端は少し延長。
うむ。。奇跡が起きている気がしますね。 良いのでは。
ついでに、腹部分が若干細いような気がしていたので、プラ板を貼って微妙に幅増し。
その辺にあったエバーグリーンの平棒を適当に貼ったので、厚さはよく分からないです。0.3か0.5くらいかな。
ラーにストライクの頭も見慣れてきましたが、アンテナはやはりラーガンダムのものを使いたい。
アンテナ移植って、簡単そうでちょっとひと手間必要です。
EGストライクは頭部の構造がちょっと変わっているので、まずアンテナの障害となるパーツを除去します。
メインのアンテナは、センサー部と同一になっているので、センサー部を残してカット。
アンテナ中央のブロック(青色)の取り付け穴部分は生かします。
顔側は、触覚?を切り飛ばしてみました。
ラーガンダムのアンテナは、取り付け軸が「T字」になっているので、これを「I字」にしてやるとストライクの取り付け穴にうまく嵌ります。
…ううむ、ストライクのアンテナがヒサシも兼ねていたので、目の上がスキマ空きますね。
でもラーガンダムっぽいでしょ?
ストライクの顔は、結局触覚部分は根本から切り飛ばして、プラ棒・プラ板で蓋をしてしまうことにします。
細かくて非常にやりずらい…。
目の上に1mmプラ棒を横に置いて接着。
少し角度をつけてヤスってやります。
頭の部分はプラバンでフタをします。
これでもちゃんとアンテナ嵌ります(少し調整必要です)。
さて、少し整えてやりましたが…小さくてこれ以上は無理です。
まあ、こんなもんでいいか、と。ちょっとオリジナルのラーガンダムと比較してみます。
おぉ…凛々しいぞ。
さぁ、完成まであと少し。次はラーガンダムのバックパックです。
今回は、けっこう大胆な工作を思い付きでやっていますが、なんか全て上手くいってるので逆に怖いです。
元キットのラーガンダムは、バックパックが1パーツなんですが、AGE1と背中の形状が違うので早々にまんま移植は諦めます。
とりあえず薙刀は背負わせないとなー、という事でラーのバックパックを切り刻みます。
この薙刀ラックの部分?を綺麗に整形してこの部分だけAGE1へ移植します。
ついでに、接続にはホビーベースの関節技ダブルボールジョイントを使って、薙刀ラックが自由に稼働するようにします。
ダブルボールジョイントは両側に受けを付けて使うのですが、片側はボールジョイント状態のまま、ラックへ接着してやります。
反対側は受けを付けて、そのままAGE1の背中へはめてやります。…背中に元のディティールっぽく四角いプラ板ディティールを作っているのが健気です。
と、まぁバックパックはこんな感じで完成です。薙刀ラックがぐりんぐりん動きます。
バーニアは2つから1つに減っていますが、これくらいのアレンジはいいでしょう。
シールドは、当然ながらAGE1とラーガンダムでは接続方法が違うので(ラーは3mm軸接続)、接続方法を変えます。
ここは単純にネオジム磁石でいいでしょう。ぐりぐりと穴をあけてネオジムを接着します。
上下逆に持った時に様になるように、少し下気味で接続位置をつくります。いい感じですね。
シールドの取り付け改修が思いのほか簡単にクリアできたので、調子にのって腕部も少し手を入れます。
なんかどこかの記事で見た、AGE1袖口のプリキャップ隠し。
自分的にはあまり気にならなかったのですが、パーツも持っていたのでせっかくなのでお手軽改造です。
使ったパーツは、WAVEのUバーニアフラット(正方形)。中をピンバイスとナイフでくり抜いてやります。
簡単簡単。
さて、だいたい改造はこんな感じです。けっこうミキシングしているので、分かりやすくまとめてみました。
頭部 … EGストライク+ラーガンダム(アンテナのみ)
胴体 … HG AGE1+HGUCガンダム(コクピットのみ)
バックパック … ラーガンダム(薙刀ラックのみ)
腰 … HGUCガンダム+ラーガンダム(フロントアーマー)
腕 … ラーガンダム(肩)+HG AGE1(腕)+MSハンド
脚 … HGUCガンダム+ラーガンダム(膝)+HGCEストライクフリーダム(足首)
武器 … HGBF EZ-SRマキシマ(ビームライフル)、HGUCガンダム(ハイパーバズーカ)
…ラーガンダム要素、3割くらいですかね。もはやEGではなく、HGBFラーガンダムです。
個人的には薙刀振り回す格闘系より、射撃系にしたかったのでライフルとバズーカを持たせます。
工作が一通り終わった後で、恒例のスジボリに悩むターンが発生したあと…
やっと塗装に入ります。
今回は最後のトップコートで楽をしたいので、関節はひさびさにメカサフで。
ちなみに焔朱とあずき色の混色は自分的にはお気に入りです。
ラーガンダムの黄色掛かった赤を再現できたのでは?
●白1 … ニュートラルグレー2
●白2 … ニュートラルグレー1.5(ニューラルグレー1と2を1:1)
●白3 … ニュートラルグレー2.5(ニュートラルグレー2と3を1:2)
●赤1 … 焔朱(ガイア)とあずき色を1:1
●赤2 … あずき色
●黒 … カーボンブラックマット(フィニッシャーズ)
●フレーム … メカサフスーパーヘビィ
●シールド … グラファイトブラック
●武器 … メカサフスーパーヘビィとウイノーブラックを1:1
というわけで…2023年、最後の作品となりました。
久々に作っていて楽しいキットでした。
いろいろ粗いところもあるけれど、初めて満足できるキットが完成しました。
来年もがんばります!