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2023年3月にスジボリについての記事を投稿しましたが、…あれから早10か月。
人は進歩していくものです。
スジボリ下手なのは相変わらずなので、ミスは必ずするんですがw
それなりにリカバリーも上手くなってきたので、2024年2月現在のオススメ修正方法をご紹介します。
初めてスジボリを始めた時は、オーバーラン する事が多々あった気がします。
スー…ギギっ「あっ」とかよく言っていた気がします。力を入れすぎるのが原因なんでしょうね。
いつからかオーバーランも少なくなってきましたが。
オーバーランを防ぐには ケガキ針 で優しくアタリをつけておくのがコツだと思います。
さて、私の体験談となりますが「スジボリを失敗した!」と感じるランキングです。
第一位 左右対称のラインなのに角度が違う
第二位 直線がよれている
第三位 デザインがそもそも気に入らない
第四位 ラインが太すぎる
そうなんですよ、左右が対象にならないんですよ。
特にクランクとか絶対同じ角度にならなくて。市販ガイドを使う プラ板(クリアファイル)で型を作る ガイドテープで角x角を使って図形を作る とか、毎回試行錯誤しています。
ちなみに最近は、そのまま「クランクの型」はなくて、直線をひいて角度だけガイドを使ってアタリをつける方法が、割とうまくいっています。
失敗したスジボリは、消してやり直すのが一番です。
昔はスジボリ失敗すると、予備機を買ってきちゃったりもしていましたが
今は普通のスジボリも、まずケガキ針で普通に軽く線ひいて「後で消せばいいやー」って感じです。
慣れって凄いですね。
それでは、スジボリのミスやキズ等をリカバリーする方法を、使用感も含めてご紹介してみます。
ガンプラ始めた頃に使っていた、「グレージングパテⅡ」というマニアックなパテです。
エポパテや、ポリパテは勿論知っていたんですが…硬化に時間が掛かるので、もっと手軽に使えるものはないか、と。
たしか、誰かのWEB記事を読んで使いやすそうだな、と思い購入したんだと思います。
使用感は、タミヤパテとかに近いですかね。
乾燥時間が短いので、浅いキズなら30分くらいで研磨可能になります。
写真くらい盛っちゃうと2~3時間かかる気もしますが。
凄い量なので、2年くらい前に買ったのにまだ半分以上残っています。
正直、最近はあまり使っていないですが…。
●メリット
・ 速乾性でヘラ伸びがいい
・ 1液型でチューブから取り出しそのまま使用できるので、無駄にならない
・ キズ埋めなら問題なく使える(0.1mm以下推奨)
・ 硬化後も比較的柔らかいので、切削加工がしやすい
・ 量が多いのでコスパがいい
●デメリット
・ 蓋を開けたままだとすぐ硬化するため、塗布するときにボソボソになる
・ 硬化後は比較的柔らかい為、スジボリの彫り直しには適さない(失敗跡をトレースしてしまう)。
タミヤの万能瞬間接着剤です。キズ処理、リカバリーからエッジの整形まで。
硬化後に削りやすい瞬間接着剤なので、万能に使えます。
硬化促進剤もセットで使えば、5秒程度で切削可能。
何かキズ入ったら、ちょんちょんって塗って硬化剤シューっですぐヤスれるという。
リカバリ10秒ですねw
イージーサンディングは本当に使いやすくて、使用頻度も高いのでウチは常に5個くらいストックしています。
単純なリカバリから、合わせ目消し、パーツ接着、パテのような使い方まで、何でも出来る印象です。
古い作品で恐縮ですが
これ、肩の白部分とか確かイージーサンディングでエッジ出した気がします。
おぉ、すげーなw
って感動したのを覚えています。
こんな使い方もできるのがすごい。
●メリット
・ 通常の瞬間接着剤よりも硬化後が柔らかく、切削しやすい
・ 硬化促進剤(スプレー)との併用で、最速で硬化・加工が可能
・ 大き目のキズにも使いやすい。
・ サフの上からでも塗布可能なので、キズの確認・リカバリがしやすい
・ 若干粘度もあるので、パテのような使い方も可能
・ 硬化後はデザインナイフで削れるので、整形がしやすい
●デメリット
・ スジボリのリカバリ等では、硬度があるため彫り直しは少しコツが必要
・ 透明なため、塗布した箇所のキズが消えているかがわかりにくい
・ 使用後に先端から液が多少漏れるので、蓋が硬化してしまい開かなくなることがある
スジボリ堂さんの「光硬化パテ」です。
…革命がおきましたw
たしかラーガンダムの途中から使い始めたと思います。
1つ買ってみて…やばい、これは買いだめしないと! と、追加購入しました。
光硬化パテって、なんかよく分からなくて敬遠していたんですが
これはもっと早く知っておくべきでした。
神ツールですが、2か月ほど使ってみてデメリットも分かってきました。要は使いかたですね。
まずは使用感を。下記は、スジボリを消しているところです。
白いドロドロした液状で塗布します。粘度はイージーサンディングよりあります。
これにブラックライトを当てることで、硬化していきます。10秒くらい照射すればOK です。
艶ありの状態の液体が、艶消し状態になると硬化完了です。
ちなみに、硬化しているとき少し煙が出ます。不思議です。
硬化した後は、ヤスリでサクサク削れます。サクサクという表現が一番しっくりきます。
個人的に地味にポイント高いのは、硬化後・切削後にキズが完全に見えなくなることです。
イージーサンディングのように、キズが透けて見えていると本当にキズが消えたのかわかりにくい。
粘度が高いので、ちょっと大きめの隙間なんかも消しやすいです。
ほら、この通り。
あと、これはとっておきの裏技ですが…。
パーツの噛み合わせが悪いとき、切断後の隙間があいている時などに使う裏技です。
① パーツ同士をハメた状態で隙間に光硬化パテを塗布
② 6~7割硬化させた状態でパーツを取り外し(完全硬化するとくっついてしまいます!)
③ 光硬化パテにさらに数秒ブラックライトを当てて完全硬化
④ はみ出した部分はヤスリで綺麗に仕上げて完成
どうですか、これ?
イージーサンディングとかパテだとなかなか難しい作業ですが、光硬化パテを使うと簡単です。
ちなみにこんな使い方もありますよ!
ウィングの先端や、スパイク、突起状のパーツを尖らせる時に使う裏技です。
本来は、先端を切り落としてプラ材を接着、硬化後に削りだすので、硬化まで1日ほど待つ必要がありますが…この方法なら1分でできますよ!
① シャープ化させたい箇所の下敷きにマステを貼り付け、光硬化パテを盛ってやります。
② 6~7割硬化させた状態でマステを剥がすとパテでバリが出来ています
③ さらに数秒ブラックライトを当てて完全硬化
④ 余分な部分はカットして、鋭角にヤスリで削ってやれば完成!
さて、ここでデメリット…というか注意点について。
●メリット
・ 硬化後の硬度が、最もプラに近く、切削・加工がダントツにしやすい
・ 粘度が高いので、パテ的な使い方も可能
・ ブラックライトの照射時間で硬度の調整が多少可能
・ 白い液状で、硬化後は下地のキズが完全に隠れるため効果がわかりやすい
・ スジボリのリカバリは、比較的プラと変わらない感覚で彫り直せる
・ 食いつきがいいため、切削後も完全にパーツと同化して使いやすい
●デメリット
・ 稀にパテがはがれてしまう事がある(硬化不足、下地、サフ・塗装後の状況などの要因)
・ ヤスリをかける時は柔らかい感触だが、ナイフで削ると硬い気がする(削りにくい)
・ 硬化にブラックライトをあてる必要があるので、広い面積の場合は時間が掛かる
・ 若干価格がお高め
あくまで使いかたですね。
私のオススメの使い方は、小さいパーツの修正は光硬化パテを使用、
サフ後のキズチェックで、キズが残っていた場合はイージーサンディングで修正
大き目のパーツや面積の広いパーツは、イージーサンディングを塗って全体に硬化スプレーを吹いたほうが断然早いです。
スジボリの修正は、光硬化パテのほうがやりやすいですね。
あくまで個人の感想ですが、ご参考にして頂ければ幸いです!