先日、デルタガンダムの記事を投稿しましたが、
前回作成時からデカールの貼り方を少し変えています。
「あれ?なんかデカールの段差が目立たなくなっているような…気のせいかな?」
…って思っていたんですが、結構効果ありそうなんで記事にしてもいいかな~とw
という訳で、今回はリスクの少ないお手軽デカールの段差消しをご紹介して参ります!
研ぎ出しとか怖くてできないんです。
本来、デカールの段差消しは、デカール部分にクリアーを厚めに吹いて研ぎ出し(水研ぎ)、
コンパウンドで仕上げるってのが常識です!
…という知識は持ってはいるんですが、時間掛けて作成・塗装まで終わった後に
最後の最後で研ぎ出しで失敗して、塗装やり直し…とか私は怖すぎて出来なかったりします。
けっこう細かいデカールも多い場合など、
「えぇ…全部クリアー吹いて研ぎだすの?(面倒くさ…)」との本音もチラリ。
普通にデカール貼っても、最後にトップコート吹くとそれなりに段差はわかりづらくなるので、
まぁ、これでいいか…ってのが基本ですが、今回はこれを少しステップアップしてやりましょう。
本格派の方はこちら!
デカールの貼り方を変えてみました。
私のデカールの貼り方は、
- まず墨入れの滲み対策として塗装面全体にクリアー(艶あり)
- 小皿に水を注いで、切り取ったデカールを浮かべる
- 貼付面にMr.マークセッターを塗布
- デカールをピンセットでつまんで、貼付面で台紙をずらして貼付け
- 完成後にトップコート(艶消し)
が基本工程です。
余談ですが、本塗装後のクリアーは面倒でも必ずやったほうがいいです。
何度墨入れの滲みで失敗したことか…。
前回、デルタガンダム作成時に迷彩デカールが大きく、綺麗に貼れる自信がなかったので
デカールの貼り方を変えてみることにしました。
プラモ向上委員会 デカーリング・Quickトレイ
まず、水に直つけをやめました。
前から存在は知っていたものの「こんな物買うなんて、どうかしているぜ! もったいない!」
とスルーしていた、プラモ向上委員会のデカーリング・クイックトレイです。
デカールを水に浮かべたまま、気づいたらプカプカしてた事、ないですか?
あぁ、のりが流れちゃっている…って。
デカーリング・クイックトレイは水に浸したスポンジにデカールを載せるので、プカプカ防止になります。
のりが流れない=しばらく貼れる状態がキープできるので、複数のデカールをまとめて湿らせられます。
ついでに右側のスペースが、地味に使い終わった台紙をポイ出来て非常に便利。
あ、付属のハサミとピンセットはあくまでオマケだと思ってください。
ハイキューパーツ デカールフィクサー
そう、これがデカールの段差を目立たなくする秘密兵器、デカールフィクサーです!
デカールフィクサーとはなんぞや? …正体はデカール用の「液体のり」です。
古いデカールでのりが弱くなったもののシルバリング(デカールの密着不良で空気が入ってしまうこと)を防止したり、
界面活性剤が入っているので、デカールのすべりが良くなったりします。
また、軟化剤が入っていないのが最大の特徴で、Mr.マークセッターのように時間が経過すると
デカールがぐちゃぐちゃになって破れてしまう…といった事がありません。
デカールフィクサーは大き目のデカールでも、軟化させずに位置決めができるのがポイントです。
液体は、綿棒を使うとけっこうベタベタした感触で、乾くとけっこうがっちり貼れる感じがします。
微妙な浮きが少なくなるから段差が比較的目立たない感じがするのでしょうか。
基本的に「のり」なので余った部分は濡らした筆などで拭き取ってやるとベターです。
角をまたぐ場合などは、逆に軟化させたほうがいいのでMr.マークセッターを併用するのがお勧めです。
段差がある場合や、スジボリを跨ぐ場合などはデカールフィクサーでデカールを貼ってやって、
浮いた部分にナイフを入れ、マークセッターで密着させるのがいいと思います。
ガイアノーツ Ex-04 Ex-フラットクリアー
そして最後は艶消しのトップコート(私の場合は、です)を少し厚めに吹いてやる、と。
「スーパースムースクリアーがいい!」なんて聞きますが、
私が使った感触は、けっこう擦れ等が発生しやすい印象だったので…
ガイアの「Ex-04 Ex-フラットクリアー」を使ってやります。
ちなみにフレーム等のメタルカラーは「Ex-03 Ex-クリアー」。
どうですかね?けっこう目立たなくなっている気がしますが…。
アップにしなければわからんだろう、とw
まぁ、この程度でオッケー、という方は参考にしてください。お手軽ですよ。
という訳で、今回はお手軽にデカールの段差を目立たなくする方法をレビュー致しました。
失敗するリスクは少ないので、気軽にチャレンジしてみてください。
ではまた!
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